カナダに住む日本人と日本に住むカナダ人の日常

カナダ・バンクーバーの日常、役立つ情報を現地からお届け!時々ぶっ込んだことなども書いてます!

マリファナのお話

f:id:conoco2:20160913094605j:image

 

マリファナと聞いてみなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか?

日本のメディアでは、有名人が「大麻を吸って逮捕」されるなどの報道が多く、もちろん厳しく規制されているので、あまり良いイメージを持っている方は少ないのかもしれません。

 

しかし日本人の方々でも意見は様々で、特に海外を旅してきた、ワーホリや留学で海外に住んでいた、もしくは住んでいる方とお話すると、やはりみなさんどこかでマリファナのある文化に触れ、現地の人のお話を聞いたりしているので悪いもの、危険なものと思っている人は少ない気がします。

 

実際に海外の映画やドラマだと、当たり前にマリファナを吸うシーンは日常茶飯事に目にしますよね。

オランダのアムステルダムを始めアメリカのワシントン州、コロラド州、ポルトガル、スペイン、ドイツのベルリン、スイス、 チェコ、ベルギー、ウルグアイなどでは合法です。
 
実際にカナダでもマリファナは身近なものです。あちこちに医療用マリファナのお店もあります。
 
つまり、マリファナを吸っていても、「えええええダメ!!絶対!!」とはなりません。
 
そこで今回は、マリファナは実際どんなものなのか、カナダに住んでいて感じる事を少し書いていきます。
 
 
 
マリファナは違法なのか?合法なのか?

 f:id:conoco2:20160913094708j:image

 

まず大事なことはこれですよね。カナダでは、今は違法です。

 

しかし医療用大麻はすでに合法。

(エイズやがん治療、痛み緩和など様々な医療目的で使われている。)

 

が!!!カナダの新首相、ジャスティン•トルドー氏(イケメン)が2017年春頃に合法化する方針。
 
違法とはいっても、カナダではマリファナは日常化されています。歩きたばこならぬ歩きマリファナなんのその、そこらへんから匂いがします。
 
ちなみにカナダでは外での飲酒は禁止です。
見つかれば没収、罰金。
 
じゃあマリファナを吸っていて警察に見つかったら?
飲酒と同じく、没収、罰金でおしまいです。
 
 
そのくらい、日本とマリファナへの捉え方が違うのです。
 
マリファナ=危険の勘違い
 f:id:conoco2:20160913094650j:image
 
色々な研究や見解がありますが、以下のようなことから必ずしも危険だと言い切ることはできないと思います。
 
 
 
中毒性、依存
カフェイン、アルコール、ニコチン、コカイン、ヘロイン、の5つと比較しても、マリファナが最も低いという研究結果もあります。
 
確かにマリファナが盛んなカナダにいて、「アルコール中毒」は聞きますが、「マリファナ中毒」という言葉は聞きません。
 
「海外に行って、一度吸ってしまったら日本に帰っても抜け出せず手を出すよ!」
なんてことはありません。
 
吸うとどうなるのか
暴力的になるなんてことはまずないですし、危険ドラッグのように幻覚が見えたりもしないです。
 
個人的にはどちらかというとピースフルになると思います。
 
音楽がいつもよりすごく良く聞こえたり、食べ物がすごくおいしく感じたり、感覚が鋭くなる感じです。時間がゆっくり感じたり、テンションがハイになるというよりもリラックスする印象です。
 
なので吸ってバカをする、というより、音楽、映画、自然を楽しむ目的でしている人が多いです。
日本でも、アルコールで暴力的、攻撃的、テンションあげあげになってる人はよく見かけますよね。そういう点からアルコールの方が危険に思います。
 
もちろん、ジョイントにして吸うとたばこと同様気管支や肺への影響はありますが、摂取の方法にはいろいろあってヴェポライザーなどを使い蒸気を吸い込む、クッキーに混ぜたりオイルを食べる、という方法ならたばこやアルコールに比べて身体への直接の害は少ないと言えます。
 
 
悪い人、変な人がだけが手を出すものじゃないの?
様々な人がします。例えば普段はバリバリに社会で活躍するビジネスマンだってたまに吸ったり、学校の女の先生だってしてるかもしれません。おじいちゃんやおばあちゃんも吸うんじゃあないでしょうか。そしてもちろん悪い人や変な人も中にはいます。
日本ではあまりない感覚ですが、たばこを吸う人、たまに吸う人、全く吸わない人がいるのと同じ感覚です。
 
気を付けたいのは、いわゆるバッドトリップです。
お酒を飲んでからマリファナを吸って気分が悪くなったなどの経験をよく聞きます。
お酒とは相性が悪いのですね。
 
マリファナの品質がアッパー系なのかダウナー系なのかで効き方は違います。
自分のその時の精神状態や周りの環境によって、バッドトリップに陥る場合もありますが、2,3回経験すればめったにないと思います。全くバッドに入らない人も。
 
つまりは人によって違うということです。お酒と同じく、好き嫌いもあるでしょう。
ちなみにお酒のように二日酔いみたいなものもないです。
 
 
 
どうでしょうか? 日本で育った私も、マリファナに対する恐怖心というのが意識に植え付けられていましたが、大人になってからカナダに住んで、知識を得て、マリファナのある環境に居て、色んな人からの意見も聞けて、がらっと考えが変わりました。
 
昔から日本でも身近にいつもあるたばこやアルコールの方が有害なのにマリファナがなぜだめなのかとも思えるくらいです。
 

カナダ・バンクーバーでは420(フォー・トゥエンティ) と呼ばれる「マリファナの日」というのも存在します。なので特にこれからカナダに来る方、これからどこか海外に行く方は頭の片隅にこういったことを置いておけばなにかと面白いんじゃないかなと思い今回はこのトピックにしました。

 

好き、嫌い、受け入れる、受け入れないにかかわらず、異文化に触れることは海外での醍醐味ですもんね。

 

!!大麻を所持、譲渡することが違法という日本での大麻取締法は海外にいても全ての日本人には適用されます。(日本の警察がわざわざ日本から海外に捕まえにくることは難しいですが。)!!

 

それではまたカナダでのマリファナカフェ、イベントについても書かせていただきますね♪

 

ぽちっとして頂ければ嬉しいです。


人気ブログランキングへ